スタチンは様々な副作用があるために、アメリカなどの報告では1年以内に約50%が中止しています。(ここ参照)日本人は自分で考えることをしなかったり、ある意味真面目なので、自分で中止する人はもっと少ないでしょう。 スタチンの
年: 2023年
中性脂肪と心血管疾患
スタチンが世の中で出回るようになり、関心はLDLコレステロールにばかり向いてしまっています。しかし、私は中性脂肪が最も重要だと考えています。 中性脂肪は空腹時だけでなく非空腹時でも上昇すると心血管疾患のリスクは増加します
糖質入りドリンクは飲んではいけない
猛暑が続くと、頻繁にマスコミは熱中症予防にこまめな水分補給を訴えます。水分補給だけで熱中症予防ができるというエビデンスはありません。しかも、そのマスコミに出てくる医師は、スポーツドリンクを推奨します。スポーツドリンクは糖
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その5 腎機能低下
GLP-1受容体作動薬の副作用についての記事「その1」「その2」「その3」「その4」の続きです。 今回は腎機能低下についてです。 GLP-1受容体作動薬セマグルチドの処方後に腎機能の急速な悪化とタンパク尿の増加を経験した
富士登山競走と初の富士山登山
富士登山競走(HPはここ)って知ってますか?私はトレイルも、もちろんスカイランニングもしないので知りませんでした。もう今年で76回大会だそうです。コースは2つです。富士吉田市役所から山頂まで登るのと5合目までのコースです
スポーツ用のサプリメントのラベルのおよそ9割が虚偽?
以前の記事「アセトアミノフェンに安価な中国製の混ぜ物」で書いたように、医療に使用する薬でも変な混ぜ物が入っていることがあります。もちろん、医薬品の製造が監視されているから見つかったとも言えますが、完全ではないでしょう。
睡眠薬や抗不安薬のベンゾジアゼピンによって起きる長期的な影響
安易に眠れないからといって、睡眠薬を飲んでいる人がいます。そして、安易に睡眠薬を処方する医師もいます。基本的に私は処方しません。まずは眠るときの環境、生活を変えて様子を見てもらいますが、その後はほとんどその患者さんは眠剤
コレステロールにはパラドックスがいっぱい
またまたパラドックスです。脂質異常症は一般的には心血管疾患のリスク因子と考えられていますが、死亡率はどうなっているのでしょうか? 今回の研究では平均59.7歳の男性1,479人を対象としたものです。そのうち779人 (5
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その4 がん
これまで「その1」「その2」「その3」を書いてきました。今回はその続きです。最も副作用として恐ろしいのはがんの発症ではないでしょうか? 今回の研究では、FDAの有害事象報告システムに基づいてGLP-1受容体作動薬がすい臓