以前の記事「ラカント(エリスリトール)と心血管疾患リスク」「キシリトールと心血管疾患リスク」で取り上げた研究を発表したクリーブランドクリニックのグループが、また新しい研究を出してきました。今回もエリスリトール(ラカント)
年: 2024年
ワクチン接種でIgG4抗体が誘導されてしまった子供は今後どうなるのであろうか?
子供たちが受けさせられるワクチン接種はどんどん増加しています。(現在の推奨スケジュールはここ)ワクチンが安全で効果的であるのであれば、非常に良いのですが、ワクチンの安全は保証されていませんし、効果の怪しいワクチンも存在し
腰痛患者の傍脊柱筋の脂肪浸潤は運動で改善しないかもしれない
私はペインクリニックの外来で、高齢者にもできる限り休むな、と言っています。ちょっと痛い、ちょっと疲れた、ということはよくあります。無理をして悪化するほどでないのであれば、休むことは有害だと考えています。横になってばかりい
慢性腎臓病の高齢者でもタンパク質摂取量が多いほど死亡率は低下する
慢性腎臓病(CKD)を患う高齢者がタンパク質摂取量を減らすと、腎機能低下のリスクが軽減される可能性があるといまだに信じられています。恐らくウソです。 今回の研究では、CKDの高齢者のタンパク摂取量と死亡率の関連を調べてい
SGLT2阻害は老化細胞を除去し病的な老化を軽減する?
糖尿病薬の比較的新しい薬である、SGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬について、最近多くの有益性を示す研究が出されています。マーケティングの一部だと思いますが。これらの薬の有益性は、メトホルミン以外の他の糖尿病薬があま
牛乳って危ない? その3
「その1」「その2」の続きです。前回は様々なこれまでの研究で、多くの疾患および全原因死亡で牛乳はリスク増加を示し、ほとんどの研究で発酵乳はリスク減少を示していることを書きました。 そのメカニズムについて、今回は書きたいと
マラソン中のナトリウム喪失の個人差
夏の暑い中で走る北海道マラソンが近づいてきました。夏のレースとは言え、北海道ですから8月の終わりであれば酷暑であることまずありませんが、昨年はかなり暑い中のレースで、朝スタートになって最高の気温となり、途中から雨と雷とい
若い男性におけるメタボリックシンドロームと痛風発症リスクの関係
痛風って痛いのでしょうね。私はなったことがないので、どのくらい痛いかは想像でしかわかりません。でも、痛風って尿酸値ばかり関連性を取り上げられますが、尿酸値が高いからと言って痛風発作が必ず出るわけではありませんし、逆に痛風
冠動脈疾患のプラークの急速な進行はLDLコレステロールではなく高血糖および低HDLコレステロールと関連している
心臓の冠動脈のプラークが増加するのは、本当にLDLコレステロールによるものでしょうか?もしそうであれば、冠動脈疾患のプラークの進行も、LDLコレステロールに関係しているはずです。 今回の研究では、安定冠動脈疾患がわかって
2型糖尿病に対する長期低炭水化物食は血糖コントロールに有効ではないというとんでもない研究
京都の某大学からまた変な研究が出ました。著者の結論から言うと、長期の低炭水化物食は2型糖尿病患者の脂質異常症の治療における有効性を示唆していますが、患者の血糖コントロールのためには有効ではなく推奨するものではありません、