1年はあっという間ですね。もう年末です。今年も1年色々ありましたが、全体的には私個人にとっては良い1年でした。世界的に見れば、どうなんでしょう?
トランプさんが大統領になり、アメリカでは様々な変化がありましたが、日本は高市さんになっても変わったんだか変わってないんだか?アメリカの医療の分野では、ケネディさんのおかげで、様々な変化が起きようとしています。抵抗勢力が強いので、この先も大変でしょうけど、何とか改革をしてほしいものです。そして、いい意味でその変革が日本にも波及してくれたら、と思います。
さて、皮膚がんはここ近年急増しています。以前の記事「日光と皮膚がんの関係」で書いたように、2007年ごろに変曲点があり、急激に皮膚がんの罹患率が増加しているのです。
何かが起きないと、このような異常な変曲点は現れません。もちろん推測にすぎませんが、ここで登場するのが、マッチポンプ薬の代表、スタチンです。2000年前後はスタチンがいろいろと発売されて、どんどん処方が増加していった時代でしょう。
アメリカの2023年処方薬のトップは断トツでアトルバスタチンで、1億1527万1514件の処方数、 29,359,439人の患者の処方されていました。(ここ参照)
スタチンはがんリスクを増加させる可能性があるので、皮膚がんも増加しても不思議ではありません。
今回の研究は、同じアジアの韓国の研究です。韓国の国民健康保険の2007年から2018年までのデータを用いて実施されました。皮膚がん群に109,327人の患者を登録し、1:1傾向スコアマッチングを用いて109,327人の対照群を抽出しました。
下の表はスタチン曝露と皮膚がんの可能性です。ケラチノサイトがんというのは、非悪性黒色腫の皮膚がんで、有棘細胞がんと基底細胞がんです。(表は原文より改変)
| スタチン曝露変数 | 調整OR(95%CI) |
|---|---|
| スタチン曝露 | |
| いいえ | 1 |
| はい | 1.71 (1.67-1.75) |
| 累積曝露期間(日数) | |
| 使用なし | 1 |
| 794日未満 | 1.93 (1.87-1.98) |
| ≥794日 | 1.50 (1.46-1.55) |
| 最初の曝露からの経過時間(日数) | |
| 使用なし | 1 |
| 1,240日未満 | 1.47 (1.43-1.51) |
| 1,240日以上 | 2.00 (1.94-2.05) |
| タイプ | |
| 使用なし | 1 |
| ロスバスタチン | 1.33 (1.27-1.39) |
| アトルバスタチン | 1.50 (1.46-1.54) |
| シンバスタチン | 1.31 (1.26-1.36) |
| プラバスタチン | 1.36 (1.25-1.48) |
| ピタバスタチン | 1.22 (1.14-1.31) |
| フルバスタチン | 1.33 (1.17-1.53) |
| 親油性 | |
| 使用なし | 1 |
| 親油性 | 1.58 (1.54-1.62) |
| 親水性 | 1.35 (1.30-1.41) |
|
|
|
| ケラチノサイトがん | 調整OR(95%CI) |
|
|
|
| スタチン曝露 | |
| いいえ | 1 |
| はい | 1.72 (1.69-1.77) |
|
|
|
| 悪性黒色腫 | 調整OR(95%CI) |
|
|
|
| スタチン曝露 | |
| いいえ | 1 |
| はい | 1.94 (1.84-2.05) |
上の表のように、スタチンに曝露していない人と比較して、曝露群では1.71倍皮膚がんの可能性が高くなり、ケラチノサイトがんで1.72倍、悪性黒色腫(メラノーマ)で1.94倍です。どのスタチンでもリスクは高くなるようです。
日本を含め、世界中でスタチンが物凄く使用されています。最も頻繁に処方されている薬で、1.3倍~2倍、皮膚がんの可能性が高くなれば、どんどん罹患率が増加しても不思議ではないでしょう。私は皮膚がんの増加の変曲点は、このスタチンにあるのではないかと推測しています。
では、なぜスタチンが皮膚がんのリスク増加の原因となるのでしょう?それについては次回以降で。
今年も1年、私のひとりごとを読んでいただきありがとうございます。よいお年をお迎えください。
「Evaluation of the Association Between Statin Exposure and Skin Cancer: A Nationwide Case-Control Study in South Korea」
「スタチン曝露と皮膚がんの関連性の評価:韓国における全国的な症例対照研究」(原文はここ)
今年もぶれない御発信、
有り難う御座いました。
ご尊顔初めて拝見でき、良かったです。
君子スタチンに近寄らず、ですね、
良いお年を。
鈴木武彦さん、コメントありがとうございます。
よいお年をお迎えください。
清水先生、今年もお世話になりました。
ありがとうございます。
現在の受診は小さな町の小規模総合病院で、循環器の先生は常駐ではなく、県庁所在地にある国立大学医学部系の先生が派遣されて、1〜2年で交代されます。
初対面の時でも、生活環境や食事事情など聞かれることはありません。
直ぐにLDLの話で、中性脂肪(40).HDL(90)はいつもスルーです。
スタチンに関しては、「LDLは悪霊、スタチン、スタチンと唱えれば悪霊は退散する。」といった大学医学部を本山とした新興宗教みたいな感じです。
患者が基本的な医学用語を言っただけで、「オッ!いいね〜」と余裕で対応してくださるなら良いですが、ファイティングポーズで応じられる先生もいらっしゃるので、大人しくしていますし、.受診時間は3分位です。
糖質制限するのにもの凄くもいい生活環境に有りますし、13年目に入りました。現在も糖質は限りなく0g(高脂質、高タンパク質)で(2食/日)自分で作ります。
ですので、カロリー、塩分、食べる順番など気にする事はありません。
それと年齢的(75歳)な事もありますが不足している栄養素などあり得ないとも思っています。
無学ですが、長い人類史で農耕が一万年前から始まったとしても、現在の品種改良を重ねた物とは違うし、火さえ自由自在に使えなかったでしょう。ましてや明日の食材か冷蔵庫に入っているなど、ほんの数十年前からの事ですから。
疾患の原因も遺伝的、細菌、ウイルスその他諸々あるでしょうが案外身近にあるように感じています。
糖質制限で得られていると思われる、目覚めの良さ、スッキリ感、そして脳が糖質を要求しない空腹感はまず食べ物と考えるより前に「順調」といった感じですね。
全てママチャリでの生活で、昨日も友人宅(往復60km)に行ってきました。顔も身体(姿勢の良さは自慢です)も貧相ですが、なかなか元気です。
これからも糖質制限を継続して行くだけです。
来年もよろしくお願いします。
太田さん、コメントありがとうございます。
スタチン医者は何を言っても変わりませんから、こちらからスルーするのが良いでしょうね。
糖質制限で充実した生活で、素晴らしいです。
どうぞ、よいお年をお迎えください。
実食して血糖値スパイクなどを検証する糖質制限系YouTuber動画が増えてます。
糖質制限普及は良いことだとは思いますが、
今だに食べる順番やGI値に固執していたり、
「糖質制限で筋肉が減る」「朝食抜くとセカンドミール効果が得られない」等
今までの「3食バランス神話」に囚われた発信も多いです。
「糖質摂取で血糖値が上がる」生理学的事実が全て、と思っています。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
『透析を止めた日』(堀川惠子)
に下記記載ありました、
食生活非常に大事ですね。
「実際にカリウム対策を行ってみて、口から入る危険はかなり減らせることを実感した。「将来、透析になるかもしれない」と言われた人には、声を大にして伝えたい。食べ物に気を付ければ、透析を導入する時間を先延ばしすることができる。難病や先天性の病などでなければ、永遠に透析を回避できるケースもあると聞く。食生活の乱れた状態をそのままに透析だけを先送りしていると、その間に血管や臓器が傷み、予後はぐっと悪くなる。」
鈴木武彦さん、コメントありがとうございます。
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします
食生活改善にできる限り目を向けさせないようにすることが、
顧客を維持する秘訣でしょう。