スタチン使用による慢性の咳

スタチンは本当に良く使われてしまっています。副作用がこれほどまでに多くても、無視されています。やめようとすれば医師に脅されます。

咳は比較的多く認められる症状です。医学の世界は「咳喘息」などという都合の良い病名を作り、原因を追究せずに、症状の治療を優先しています。

慢性の咳の原因の一つとして、薬の副作用がありますが、スタチンも実は咳を起こす可能性があります。

今回はまず症例報告です。

過去に心筋梗塞の既往歴がある74歳の男性が、慢性疾患の定期管理のためにかかりつけ医を受診しました。約15年前から続く乾いた咳を訴えていました。咳は進行しておらず、喀血、体重減少、発熱、悪寒、胸痛は伴っていません。典型的な胸焼けの症状はなく、慢性肺疾患や悪性腫瘍の既往もないと述べ、鼻づまりや鼻水も否定しました。

既往歴には高血圧、高脂血症、虚血性心疾患があり、それぞれテルミサルタン40mgを1日1回、アトルバスタチン40mgなどを飲んでいました。

患者は、心筋梗塞後にアトルバスタチンを服用し始めた時に咳が始まったと考えていましたが、当時はテルミサルタンを処方されていました。アトルバスタチンの服用を数日間中止すると、咳が改善したことがわかりました。

まあ、これを読むとたまたまの症例と思うかもしれません。

もう一つ見てみましょう。歯科からの報告です。

高コレステロール血症と診断され、スタチンによる治療を受けている50~70歳の患者が、かかりつけ医から歯科医院に紹介されました。初診時に口腔症状に関する既往歴を聴取しました。スタチン治療を2週間中止し、診察を実施しました。(図は原文より)

上の図は、患者の訴えです。口渇(23例)、舌、唇、咽喉の痒み/知覚異常(15例)、苦味(14例)、咳嗽(12例)です。

図の右側は、スタチンを中止した後の改善度を示しています。変化なしから、症状の目に見える減少と定義される改善指数(II)と、全ての症状が完全に消失したと定義される回復指数(RI)です。どの症状においても、IIおよびRIが非常に多いことがわかります。咳に関しては12人中11人(91.7%)が改善しています。

スタチンは様々な悪さをしますね。

スタチンの咳は口腔内などの症状として出ているのか、それとも違うメカニズムで起きているのかわかりませんが、ほとんどの人はスタチンの副作用とは思われずに、慢性の咳として、ただ単に対症療法を受けることになるでしょう。

さすがマッチポンプ薬の代表ですね。スタチンは患者に新たな症状や疾患をもたらしてくれる夢のような薬です。

「Chronic cough associated with statin use in a 74-year-old man」

「74歳男性のスタチン使用に関連する慢性咳嗽」(原文はここ

「Adverse side effects of statins in the oral cavity」

「口腔内におけるスタチンの副作用」(原文はここ

4 thoughts on “スタチン使用による慢性の咳

  1. 先日pcsk2の製薬会社講演会に行ってみたのですが、循内のLDL=悪玉扱いは物凄いですね。目標は40-70、0でもいい!、スタチンでリスクがあまり下がらない→下げが足りない、増量!pcsk2導入!食事療法には一切触れていないのが印象的でした。

    1. IgA腎症患者さん、コメントありがとうございます。

      おかしなカルトに洗脳されるとなかなか抜け出せませんから

  2. ゆうこく連合(比例)、お願いします。日本の存亡がかかっていると思っています。
    原口一博さん、ワクチン被害を許さない、唯一の政治家です。

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