製薬会社がスポンサーの研究の結果が歪められているように(「ある薬が他の薬よりも効果的であるように見える理由」参照)、食品業界の関係する研究も同様のことが起きています。 今回の研究では人工甘味料業界がスポンサーとなるかどう
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糖質制限
糖質制限は肥満高齢者の内臓脂肪やインスリン抵抗性の低下をもたらす
日本でも肥満の高齢者が増加しているように思います。代謝や身体機能が衰えていく時期に肥満であれば、さらに様々な慢性疾患や身体機能の障害を起こす可能性が高くなるでしょう。 肥満は運動不足で起きるのではなく、食事の間違いで起き
心房細動はがんと関連している?
最も一般的な不整脈の心房細動ですが、心房細動が発症したら、少し注意をした方が良いかもしれません。 今回の研究では心房細動とがんのリスクについて調べています。 対象はベースラインで心房細動およびがんのない26,222人の男
血糖値とがんの発症および致死的がんのリスク
がんは糖質過剰症候群です。血糖値の上昇ががんリスクの増加と関連していると考えられます。 今回の研究は、以前の記事「コレステロールとがん発生率」でも取り上げた、メタボリックシンドロームとがんプロジェクト(Me-Can)とい
インスリン抵抗性を示すTyGインデックスと冠動脈プラークとの関係
TyGインデックスはインスリン抵抗性のマーカーで、この数値が高いと様々な疾患のリスクが高くなることが示されています。(測定はここから) 当然、心血管疾患は糖質過剰諸侯群なので、TyGインデックスの増加は冠動脈疾患と関連が
尿酸値を下げる薬のダークサイド その1
尿酸値の上昇は、恐らくコレステロールの上昇と似ていて、その値が高くなると有害で、薬などで低下させることが健康的であると思わされています。高尿酸血症は慢性腎臓病(CKD)でよく認められているので、血中の尿酸の増加が腎臓に有
急性心筋梗塞における抗血小板薬2剤併用療法と併用したPPI(プロトンポンプ阻害薬)の有害性
心臓の専門医であろうと他の科であろうと、臨床医は抗血小板療法を受けている冠動脈疾患患者の消化管出血のリスクについて非常に警戒しています。 そこで、消化管出血のリスクを減らそうと、PPI(プロトンポンプ阻害薬)を処方するこ
糖質入りドリンクの大量摂取は若者の骨折も増加させるかもしれない
まだ暑い日が続いていますが、小児や青年の水分補給で糖質入りドリンクを飲んでいませんか?汗をかいたからと、マスコミやいわゆる専門家の言うとおりにスポーツドリンクを飲んでいませんか? 以前の記事「糖質入りドリンクの大量摂取は
スタチンによる新規の糖尿病発症リスク
LDLコレステロール値を下げるために、専門家はスタチンを投与したがります。しかし、それによって糖尿病発症リスクが増加することには無関心です。 今回の研究では、スタチンのランダム化比較試験から個々の参加者データのメタアナリ
身長が高いとがんになりやすい
以前の記事「高身長とがんのリスク」でも書いたように、身長が高い人はがんを発症するリスクが高くなります。 今回の研究では、イギリスのミリオン・ウィメン・スタディに登録した1,297,124人の女性が対象です。登録時の平均年