古い食事の研究は結構面白いことが行われています。最近の研究ではなぜかあまりありません。 タンパク質ではインスリン分泌が増加するのですが、グルカゴン分泌も同時なので血糖値の変化はほとんどありません。しかし通常タンパク質だけ
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糖尿病でも前糖尿病より正常を目指そう
糖尿病のHbA1cは6.5以上であり、前糖尿病(糖尿病予備群)は6以上6.5未満です。5.6以上6未満は正常高値と言われているものです。HbA1cだけで糖尿病の診断はできませんが、できれば、もちろんですが5.6未満が望ま
2型糖尿病の寛解には薬ではなく糖質制限
一般的には糖尿病は進行性の病気で、薬剤による治療も必要で、そのうちどんどん薬が増えて、さらに悪化してしまえばインスリンの注射が必要になると思われているでしょう。また、一度なってしまうと一生の病気だとも思われているでしょう
GLP-1受容体作動薬にSGLT2阻害薬を加えたら1年後どうなる?
GLP-1受容体作動薬のリラグルチドにSGLT2阻害薬のルセオグリフロジンを加えたら、どれほどの効果があるでしょうか? 今回の研究では、そんなことを日本人の2型糖尿病の人に52週間行いました。対象はリラグルチド単剤療法を
SGLT-2阻害薬に伴う急性膵炎と死亡リスク
糖尿病薬のSGLT-2阻害薬はいくつもの利点が強調されています。しかし完全に安全な薬は存在しません。アメリカのFDA とカナダ保健省は、SGLT-2阻害薬によって引き起こされる急性膵炎の危険信号の可能性を相次いで(201
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その5 腎機能低下
GLP-1受容体作動薬の副作用についての記事「その1」「その2」「その3」「その4」の続きです。 今回は腎機能低下についてです。 GLP-1受容体作動薬セマグルチドの処方後に腎機能の急速な悪化とタンパク尿の増加を経験した
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その4 がん
これまで「その1」「その2」「その3」を書いてきました。今回はその続きです。最も副作用として恐ろしいのはがんの発症ではないでしょうか? 今回の研究では、FDAの有害事象報告システムに基づいてGLP-1受容体作動薬がすい臓
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その3 急性膵炎
GLP-1受容体作動薬では急性膵炎の報告が多く認められています。急性膵炎は重篤な場合には死亡する可能性もあります。 例えばこの論文。GLP-1受容体作動薬のリラグルチドを服用している患者で11件の膵炎が発生した症例が報告
糖質制限をしっかりすれば糖尿病の腎機能低下を防げる可能性がある
以前の記事「糖尿病の薬を飲んでいるだけでは糖尿病の腎機能の低下は防げない」では、糖尿病の薬を使用しても腎機能は低下してしまう可能性があることを書きました。 では糖質制限ではどうでしょう。 今回の研究はアメリカ糖尿病学会の
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その1
2型糖尿病治療薬であるGLP-1受容体作動薬は最近ではダイエット目的のいわゆる「やせ薬」としても適応外使用されています。 自由診療で様々な宣伝文句が飛び交っています。「メディカルダイエット」なんていかにも医学的で効果があ