運動前の糖質摂取は脂肪をエネルギーにしにくくなる
運動の前に糖質を摂取することは、その後の運動中に脂肪の酸化(脂肪をエネルギーにすること)を減少させることがわかっています。最近では、この脂肪の酸化の減少が糖質摂取後、少なくとも4時間持続すると言われています。 運動すると
LDLコレステロールは本当に動脈の血管内腔から血管内皮を通って、アテローム性動脈硬化を起こすのか? その9 別のコレステロールの運び屋
動脈硬化のアテロームのコレステロールは、本当にLDLコレステロールによってもたらされているのでしょうか? これまでの仮説では、血管の内腔よりLDLが血管壁を通り、血管壁の中でマクロファージに取り込まれ、その後泡沫細胞とな
低脂質高糖質の食事は空腹時でもレムナントリポタンパク質を激増させる
レムナントリポタンパク質の有害性は何度も書きました。(「レムナントコレステロールは心臓に悪い! だったら、糖質制限でしょ!」など参照)空腹時のレムナントが残っていることについては「レムナントリポタンパク質は食後12時間経
赤肉には発がん性があるのか? その2 肉食ブームに警笛?
以前の記事「赤肉には発がん性があるのか? その1」では、赤肉はがんのリスクを増加させないという考えを示しました。しかし、その記事の中でアメリカと他の地域のリスクの差に触れました。アメリカ産の牛肉に関してはやはり怪しいと思
閉経後の女性は飽和脂肪酸をたくさん食べよう
閉経前の女性はエストロゲンの保護作用があると考えられ、男性より心血管疾患が少ないとされています。閉経後ではリスクが上昇しますが、どのような食事が良いのでしょうか? 以前の記事「飽和脂肪は心臓の動脈を詰まらせない!」で書い
赤肉には発がん性があるのか? その1
WHOは2015年に赤肉(牛肉や豚肉、ラム肉などです。もも肉などの赤身の肉ではありません)および加工肉は大腸がんのリスクを増加させると発表しました。論文はランセットという一流の医学雑誌に掲載されました。しかも、赤肉および
高血圧の薬に発がん性物質が混入? また中国だ!
どうしてこのようなことが起きてしまうのでしょう?医療用の薬を作る工場に、発がん性物質が置いてあるというのはなぜでしょう?何かの工程で必要なものなのでしょうか? 中国はこれまでにも、様々な食品などでも問題を起こしています。
第33回サロマ湖100kmウルトラマラソン分析 その3 心拍数とラップタイムとその他
今回のウルトラマラソンの心拍数とラップタイムを調べてみました。すると、意外にも前半は昨年とほとんど同じ心拍数を刻んでいます。 グラフで緑色と黄色の線は前半ほとんど重なり合っています。しかし、ラップタイムを見ると全く違いま
ほんのわずかな低ナトリウム血症でも問題があるかもしれない
血中のナトリウム濃度は、本当にびっくりするほど狭い範囲にコントロールされています。これは見事としか言えません。正常値は検査機関にもよるかもしれませんが、135~145mEq/L(mmol/L)とされています。しかし、ほと
第33回サロマ湖100kmウルトラマラソン分析その2&フリースタイルリブレを使った人体実験その25 ウルトラマラソンと血糖値とケトン体
前回の記事「第33回サロマ湖100kmウルトラマラソン分析 その1 エネルギーについて」でエネルギーの分析をしました。そして、今回もフリースタイルリブレを付けて走ったので、走る前後と走っている間のグルコース値(血糖値)の