筋肉の低下を年齢のせいにしてはいけない
サルコペニアという言葉を聞いたことがあるかもしれません。明確な言葉の定義ははっきりしておらず、混乱しているようですが、一般的には「加齢による骨格筋量、筋力、それに伴う身体能力の低下」というように捉えられているのではないで
適度な量のコーヒーでは脱水にはならない
連日の猛暑で、熱中症予防のためにテレビなどでは「こまめな水分補給」をうるさいほどに連呼しています。もっとも重要なことは水分補給ではなく、熱中症にならないような環境で過ごすことです。もったいないからとか我慢できるという思い
毛が抜け始めたら糖質制限?
若いのに毛が抜け始めたら気になりますよね。しかし、親を見て、自分の親もハゲだったら「遺伝だから仕方がないか…」とあきらめてしまうかもしれません。恐らく遺伝的な要素は非常に大きいのではと思います。しかし、それと共にホルモン
糖質制限のときの甲状腺ホルモン低下(低T3症候群)
糖質制限をすると甲状腺のホルモンであるT3の低下を認めることがよくあります。これにより「糖質制限は甲状腺に有害である」と考える人がいます。TSHやT4が正常の場合は「低T3症候群」と呼ばれます。しかし、糖質制限の場合、こ
肉が大腸がんのリスクを増加させるなら、ベジタリアンは?
以前の記事「赤肉には発がん性があるのか? その1」などで書いたように、WHOの発表では赤肉や加工肉は発がん性があり、加工肉の1日の摂取量が50g増加するごとに大腸がんのリスクは18%増加し、赤肉の1日の摂取量が100g増
薬を飲んでもあなたの不健康な状態は解決しません!
多くの人が病気になると病院へ行き、そこで薬を処方されてその薬を飲みます。しかしほとんどの場合その処方された薬は、決してあなたを治癒させているわけではなく、症状を覆い隠しているだけです。つまり、人間の治癒のほとんどは人間自
LDLコレステロールは本当に動脈の血管内腔から血管内皮を通って、アテローム性動脈硬化を起こすのか? その10 赤血球そして鉄
このシリーズもその10まで来ました。アテロームの中のコレステロールは、LDLが血管の内腔から内皮細胞の隙間を通って、動脈の壁の中に入り込み、それによってもたらされるという今までの仮説がどうしても矛盾を感じてしまい、いろい
ネクタイなんて廃止すればいいのに
私はネクタイが大嫌いです。普段仕事ではネクタイをすることはないので良いのですが、ときどきネクタイをすると首が絞めつけられて苦しくて不快です。 ネクタイは何の役にも立っていないのに、なぜこんな邪魔なものをするのでしょう。食
今さらですが、血糖値スパイクの研究
スタンフォード大学の医学部から最近出た研究は血糖値スパイクを見つけて喜んでいます。(実際には様々な分析をしていますが)我々糖質制限をしている人にとっては当然の知識ですが、空腹時血糖ではなく食後の血糖値の急上昇が問題である
尿酸値は高くても低くても死亡のリスクが高い
尿酸は、食べものとして体内に入るプリン体からできる尿酸よりも、細胞の代謝によってできる尿酸の方が圧倒的に多いのですが、ビールやアルコール、レバーなどが目の敵にされることが多いですね。私は高尿酸値だけでは痛風にはならないの