新型コロナウイルスにより、自宅からあまり外に出ない高齢者もいるかもしれません。しかし、一人でまたは夫婦や家族と外に出たからと言って場所を選べば感染リスクが上がるとは思えません。逆に活動性の低下は免疫力も低下し、病気や死亡
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耳たぶの斜めの線と認知症
以前の記事「耳たぶの斜めの線にご注意を」「耳たぶの斜めの線と脳血管障害」では冠動脈疾患や脳血管障害と耳たぶの斜めの線との関連について書きました。今回は認知症との関連です。 今回の研究では、認知障害の471人と認知機能正常
アルツハイマー病に対するケトン食の効果
認知症は3型糖尿病とも考えられています。つまり糖質過剰症候群の一つです。アルツハイマー病の脳ではインスリン抵抗性があり、グルコースの代謝が20~25%不足しているそうです。代わりのエネルギーが必要です。 その代わりのエネ
新型コロナウイルスの死者数増加とアビガン
最近新型コロナウイルスの陽性者、重症者、死亡者の数が増加していきました。GoToトラベルから外されてしまった夜の札幌は街が死んでしまいそうです。昼間でも平日より人が少ない感じです。街が死ねば人は死にます。 北海道は今月2
動かないことによる筋肉の減少はタンパク質の摂取だけでは防げない
タンパク質さえ十分に摂っていれば筋肉の減少を防げるのでしょうか? 今回の研究では健康な年配の男性を対象として、脚を5日間固定して動かないようにして、タンパク質摂取量を増やすことにより筋肉はどうなるかを調べています。 平均
活動性の低下によって失ったものは簡単には戻らない
入院生活は非常に活動が低下します。もちろん、ケガで動けなかったり、体調の悪化でベッドでの安静を余儀なくされることもあるでしょう。しかし、可能であれば、以前の記事「とにかく可能な限り動きましょう」で書いたように、できる限り
とにかく可能な限り動きましょう
私の外来を受診する患者さんの中で、時々「痛みで2~3日安静にしていた」という方がいらっしゃいます。私はそんなとき「できる限り安静にしないでください」、「できる限り動いてください」と言います。 特に高齢者では安静にしている
十分なタンパク質を摂っていれば、ロイシンの効果はない
BCAA(分岐鎖アミノ酸)には、バリン、ロイシン、イソロイシンが含まれていますが、特にロイシンが筋肉を合成するのに重要だと考えられています。アスリートなどではこのロイシンやBCAAを多く含むサプリメントなどを使っている人
「老化」という便利な言葉
外来の診療を行っているときに、私の患者さんはほとんどがどこかの病院、どこかの科をすでに受診した状態でいらっしゃいます。その患者さんに話を聞くと、その症状の原因について「老化」だと説明された、ということが少なくありません。
肺炎球菌ワクチンの有効性
新型コロナウイルス感染が拡大し、インフルエンザや肺炎球菌などと比較される場合もあります。インフルエンザや肺炎球菌にはワクチンも治療薬もあり、新型コロナにはワクチンも治療薬もない、だから不安や恐怖を持つ人もいるのかもしれま