高齢者は入院したり、手術を受けた後に、せん妄という、一時的な意識障害、認知機能障害を起こすことが珍しくありません。 環境の変化、入院というストレス、睡眠の状態、薬によるもの、手術後であれば麻酔薬の影響など様々な要因が考え
タグ: 糖質過剰症候群
WHOは極端な塩分制限を推奨しているけれど…
塩分制限に関してコメントを頂きました。ありがとうございました。 WHOは一日の塩分摂取量5グラム以下と規定していますね。この5グラム以下と言うのは、明らかに塩分制限と言っても過言ではないと思います。 なぜWHOは、こんな
潰瘍性大腸炎と糖質制限
日本の総理大臣は潰瘍性大腸炎を理由に退陣しました。これで様々な問題もうやむやになってしまうでしょう。問題があったことも時間がたてば国民は忘れてしまいます。 ところで、潰瘍性大腸炎は糖質過剰摂取と関係があるのでしょうか?先
すい臓がんの初期症状としての糖尿病
糖尿病には1型、2型があるのはご存じだと思います。アルツハイマー病を3型と呼ぶ人もいます。現在では、すい臓がんによって引き起こされる新規発症糖尿病を「3c型糖尿病」と呼んでいます。「3c型糖尿病」は膵原性糖尿病とも呼ばれ
心臓の冠動脈のプラークを増加させるのはLDLコレステロールではない その2
以前の記事「心臓の冠動脈のプラークを増加させるのはLDLコレステロールではない その1」ではアテローム動脈硬化症のプラークと糖尿病の関係について書きました。 アテローム性動脈硬化症の最も重篤な症状である急性冠症候群(AC
乳がんに対するケトン食のすごい効果
糖質はがんのエサであり、糖質制限食、ケトン食はがんに有益な影響を与える可能性があると思います。 今回の研究では、乳がんの患者にケトン食を摂ってもらい、どうなるか研究しています。以前の記事「乳がんに対するケトン食の効果」の
心血管疾患リスクを抑えるためにLDLコレステロールを下げることはほとんど意味がない
「LDLコレステロール=悪玉コレステロール」という考えがあまりにも一般的になり過ぎて、医師ですら疑問に思わない人もいます。LDLコレステロールの評価はいまだにほとんどがその「数値」のみです。「質」は全く考慮されていません
心臓の冠動脈のプラークを増加させるのはLDLコレステロールではない その1
虚血性心疾患は、一般的にアテローム性動脈硬化で、血管の内壁にLDLコレステロールなどが蓄積して、隆起(プラーク)が形成され、そのプラークが血管内で成長して血流が悪くなったり、プラーク破裂や血栓によって、血管が狭くなったり
乳がん手術後のリンパ浮腫と肥満
乳がんの手術後に手術した側の上肢のリンパ浮腫を来すことがあります。 もちろん、手術や治療要因によってリンパ浮腫になる可能性もあるのですが、それ以外の要因として肥満があります。 今回の研究では、乳がん手術後のリンパ浮腫の患
メタボの人は運動しても痩せにくい
一般的には痩せるために運動を始める人が結構いると思いますが、なかなか痩せないのが実状でしょう。それはなぜか?今回の研究に一つの答えがあります。 今回の研究では、国際レベルのプロの持久力のあるアスリート、中程度に活動的(3