肥満診療ガイドラインというものがあります。それには違和感たっぷりなのですが、さらに、日本肥満症治療学会、日本糖尿病学会、日本肥満学会は合同で、肥満の2型糖尿病患者において糖尿病の寛解、薬物治療の減量・中止などの効果が期待
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極端な運動は耐糖能障害やミトコンドリアの機能障害につながる可能性がある
高強度インターバルトレーニング(HIIT)はミトコンドリアの酸化能力を増加させ、運動能力を向上させ、ブドウ糖の代謝を改善し、脂肪を燃焼させると言われています。私も時々行っている「タバタ式」もHIITの一つです。高齢者にも
インスリン増加が先か肥満が先か?
肥満は多くの病気と関連しています。では肥満になったからインスリン抵抗性が増加してインスリン分泌が増えたのか、それともインスリン分泌が増加したから肥満になったのか、どちらでしょう? 60の研究の112のコホートからなる5,
低LDLコレステロールは糖尿病のリスクを高める
いまだにLDLコレステロール値は低い方が良いと思い込んでいる人がいます。そして、医師もLDLコレステロールが低いことには何も指摘しません。しかし、私は低LDLコレステロールが健康的だとは思いません。コレステロールは人間に
インスリンを使用した糖尿病では死亡リスク3倍
糖尿病をインスリンで治療することはリスクがあると考えられています。しかし、医師の中にはインスリンを使えば有効に血糖値がコントロールできると思い込んでいる人もいます。インスリン抵抗性が起きている人にインスリンを投与するのは
空腹時血糖値とアテローム性動脈硬化症の発症リスク
以前の記事「比較的若い女性の冠動脈性疾患のリスクはインスリン抵抗性で6倍、糖尿病で10倍」「急性冠症候群とインスリン抵抗性」などで書いたように、心血管疾患は糖質過剰摂取によって起きていると考えています。 今回の研究では、
注目すべきはLDLコレステロールではなく中性脂肪とHDLコレステロール
医療の現場ではいまだにLDLコレステロールを重要視しています。しかし、HDLコレステロールが低下し、中性脂肪が増加することが心血管疾患のリスク増加に関連していることもわかっているはずです。インスリン抵抗性があると中性脂肪
糖質制限VS脂質制限 その2
以前の記事「糖質制限VS脂質制限 その1」の続きです。14日間糖質制限をした場合と脂質制限をした場合でどのように違うか分析した研究です。(図は原文より) 上の図は様々なパラメーターの変化です。空腹時血糖やインスリンは糖質
急性冠症候群とインスリン抵抗性
心血管疾患はLDLコレステロールが犯人のように扱われていますが、実際には糖質過剰症候群だと思います。 今回の研究では、急性冠症候群を起こした人697人をインスリン抵抗性によってグループ分けしました。 糖尿病と診断されてい
円形脱毛症も糖質過剰症候群?
円形脱毛症はストレスなどによってできると思っている人も多いのかもしれません。もちろん、ストレスも関連するでしょう。しかし、逆に精神疾患を呈しやすい背景の人が円形脱毛となるのかもしれません。脱毛がさらにストレスともなるでし