睡眠薬による眠りは本当の睡眠ではないと思います。睡眠というよりは鎮静でしょう。だから、眠剤によって本来の睡眠中の人間の脳および体の働きや代謝が変化している可能性があるでしょう。 以前の記事「睡眠薬と死亡率およびがんとの関
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睡眠薬と死亡率およびがんとの関連
眠れないとすぐに睡眠薬を処方してほしいという患者がいます。私は基本的に睡眠薬を新規には処方しません。様々なアドバイスをします。そのうち要求はしてこなくなりますが、他の医師に処方してもらっているのかもしれません。 不眠にな
スタチンと不眠症および悪夢
スタチンには様々な有害な副作用がありますが、睡眠に関しても副作用があるようです。 ある研究では、スタチン使用での不眠症の報告オッズ⽐(ROR)は3.3でした。(ここ参照)つまり、他のすべての薬剤と比較して、スタチンでは不
不眠も糖質過剰症候群
糖質制限の効果は様々なものがありますが、睡眠に対する効果もよく言われていますね。寝つきが良くなった、睡眠の質が良くなったなど。逆に不眠は、糖質過剰摂取による脳の炎症が要因になっていると思っています。よく不眠症だとメタボリ
糖質制限は睡眠の質を改善する
食事が睡眠の質にかかわっているとは多くの人は思っていないでしょう。私は睡眠障害の多くは糖質過剰症候群だと考えています。特に肥満はゆっくりと内側から自分で自分の首を絞めているようなものです。睡眠の質が低下するのは当然です。
睡眠薬や抗不安薬のベンゾジアゼピンによって起きる長期的な影響
安易に眠れないからといって、睡眠薬を飲んでいる人がいます。そして、安易に睡眠薬を処方する医師もいます。基本的に私は処方しません。まずは眠るときの環境、生活を変えて様子を見てもらいますが、その後はほとんどその患者さんは眠剤
糖質制限は睡眠不足にも強い?
糖質制限をすると眠りの質が良くなります。人によっては睡眠時間が短くなることもあるかもしれません。糖質過剰摂取時代より睡眠時間が短いのにスッキリ目覚める人も多いのではないでしょうか?一般的には長時間の覚醒状態、睡眠不足は認
ベンゾジアゼピン(眠剤や安定剤)は1か月で半数が依存になる
高齢者の多剤併用「ポリファーマシー」が問題になっています。高齢者に多く処方されている薬の中の1つに「眠剤(睡眠薬)」「安定剤(抗不安薬)」があります。また、比較的若い世代でも眠剤を常用している人も珍しくありません。 不眠
眠るときは明かりを消して
私は小さなころ、真っ暗の部屋で眠るのが怖かったです。昔の照明には、小さな豆電球の常夜灯が付いていたので、その明かりはずっと点けて寝ていました。それでも少し怖かったです。現在は真っ暗にして眠っています。 明るくないと眠れな
睡眠はあなたの脳を洗い流す
私たちの頭の中では知らないうちに驚くべきことが起きています。寝ている間に、脳内でニューロンは静かになり、数秒後に血流が増加します。その後、脳脊髄液(CSF)という液体が流入し、リズミカルなパルス波で脳を洗い流しているので