プロトンポンプ阻害剤(PPI)は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)またはアスピリンを服用している患者の上部消化管出血の治療と予防の主力の薬と位置付けられています。しかし、この効果は十二指腸を超えて広がることはないよ
カテゴリー: 病気
糖尿病患者以外の人によるフリースタイルリブレ(持続血糖測定器)の使用
今年のサロマ湖ウルトラマラソンでは久しぶりにフリースタイルリブレを使いました。センサーがリブレ2になり、非常に精度や安定感が増したように思います。レース時には他にもリブレを使っている人がいました。もちろんレース中、運動中
牛乳って危ない? その2
「牛乳って危ない? その1」では、牛乳と発酵乳のIGF-1含有量の違いについて書きました。今回は牛乳と発酵乳を比較した、様々な研究についてです。 非発酵の牛乳と発酵乳(ヨーグルト)を比較した様々な研究が存在しています。も
専門のクリニックで治療として糖質制限を受けた人の代謝変化
日本の医療で、肥満外来ではどんな治療が行われているのか詳しくは知りません。当然食事指導、運動を推奨し、現在ではGLP-1製剤を処方するのでしょう。以前の記事「食欲抑制薬の臨床データはある意味凄い!」で書いたサノレックス(
マウスウォッシュは止めよう その4 院内死亡リスク増加
「その1」「その2」「その3」ではマウスウォッシュと高血圧、糖尿病、がんとの関連について書きました。今回は通常のマウスウォッシュとはちょっと違いますが、死亡リスクとの関連です。 健康な人の日常のマウスウォッシュの使用と死
糖尿病診療ガイドライン2024での2型糖尿病発症リスクとGI(グリセミックインデックス)
以前の記事「糖尿病診療ガイドライン2024での2型糖尿病発症リスクと炭水化物割合」では、たどり着けなかったので、今回は2つ目のポイント「炭水化物の質的指標である GI (glycemic index) または GL (g
日本人のインスリン分泌能は低いのか?
夏井先生のブログの今日(6月26日)の記事で、「「日本人」、じつはインスリンの分泌量が「白人の半分から4分の1」しかなかった…!・・・との記事(記事はここ)ですが。この元となる論文が見つかりません。」…どなたか御存知です
過度の持久運動による心臓血管への悪影響 その2 冠動脈石灰化
サロマ湖100kmウルトラマラソンが近づいてきました。週間の天気予報を見て一喜一憂しています。今日の予報では最高気温は31~32度!(デスバレーを考えれば大したことはない?)30度以上の気温で100km走った経験はありま
牛乳って危ない? その1
これまでに私のブログで公開した記事は2000以上にもなります。最初のうちは何を書いたか、どこに書いたかほとんど把握していましたが、今では書いている途中に、何か書いた覚えがあるな?とか思って探してみると、同様な記事が見つか
塩分制限は高血圧で食塩感受性の有無にかかわらずインスリン抵抗性を増加させる
塩分制限はあたかも健康的な食事だと考えられています。そして、心血管疾患予防には重要だと一般的には思われています。特に高血圧に対しては塩分制限を強く勧める医師もいるでしょう。 しかし、塩分過剰で血圧が上がるかどうかは人それ