現在の治療薬のほとんどは対症療法であり、根本的に治しているものではありません。したがって慢性疾患の場合、その薬をやめればもとに戻ってしまうことも多いでしょう。糖尿病の薬もその中の代表的なものです。以前の記事「子供の肥満に
カテゴリー: 糖尿病
当たり前ですが肥満は様々な疾患のリスク
当たり前ですが肥満は様々な疾患のリスクを増加させます。肥満というよりは肥満の原因の糖質過剰摂取が様々な疾患のリスクを増加させているのが本当のところです。 今回の研究では日本で健康診断を受診した65歳の10,852人を対象
ラカント(エリスリトール)と心血管疾患リスク
糖質制限をしていて、どうしても甘味が欲しい人では、ラカントを使っている人もいるでしょう。そのラカントの主成分のエリスリトールに関して、ちょっと気になる論文が出て、悩んでいる人もいるかもしれません。 原文を手に入れていない
SGLT2阻害剤対糖質制限?タイトルに騙されるな
今回はまず論文のタイトルと結果を先に見てもらいましょう。 「SGLT2 inhibitor versus carbohydrate-restricted isocaloric diet: reprogramming su
身体活動の増加は消費エネルギーを増加させない
いまだに体重減少のためには運動が推奨されています。ほとんどの人は身体活動、運動が増加すると、消費するエネルギー(カロリー)が増加するので、その分体重が減少すると思い込んでいます。以前の記事「アメリカ糖尿病学会2023年版
五十肩は糖質過剰症候群
五十肩は本当の病名ではなく肩関節周囲炎という病名で、さらに動きが悪くなると凍結肩と言われます。日本整形外科学会によると、その原因は以下のようです。(ここ参照) 「関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲
1型糖尿病はやはり糖質過剰症候群? ApoCIIIとの関連
2型糖尿病は糖質過剰症候群で間違いありませんが、1型糖尿病は自己免疫性と考えられています。しかし、私は1型も糖質過剰症候群だと考えています。以前の記事「果糖はブドウ糖よりもApoCIIIを大幅に増加させる」などで書いたよ
ChatGPTに糖質制限について聞いてみた
ChatGPTが話題になっています。OpenAIによって開発された、人間のようなテキスト生成をしてユーザーと自然なやり取りをするチャットコミュニケーションツールです。それが結構面白いのです。アメリカの名門大学の大学院レベ
アメリカ糖尿病学会2023年版診療ガイドライン その3
今回は「その1」「その2」の続きです。これまでは糖質制限、炭水化物(糖質)について書きましたが、今回はその他の栄養素、タンパク質、脂質などについてです。 タンパク質についての記述を見てみましょう。 タンパク質 毎日のタン
薬を使わずに糖尿病の寛解をもたらす糖質制限
現在の糖尿病の治療は薬物療法が中心です。もちろん、食事療法という名の糖質過剰摂取を伴うエネルギー(カロリー)制限食と運動療法も行われますが、エネルギー制限を一生続けることはできません。そして、根本的には糖質過剰摂取なので