メタボリックシンドローム、肥満の人では減量のために、安易にエネルギー(カロリー)制限をしてしまう人も多いでしょう。エネルギー制限をしてしまうと長く続かず、結局は断念して食事が元に戻りリバウンドしてしまいます。 減量後に体
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糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その5 腎機能低下
GLP-1受容体作動薬の副作用についての記事「その1」「その2」「その3」「その4」の続きです。 今回は腎機能低下についてです。 GLP-1受容体作動薬セマグルチドの処方後に腎機能の急速な悪化とタンパク尿の増加を経験した
コレステロールにはパラドックスがいっぱい
またまたパラドックスです。脂質異常症は一般的には心血管疾患のリスク因子と考えられていますが、死亡率はどうなっているのでしょうか? 今回の研究では平均59.7歳の男性1,479人を対象としたものです。そのうち779人 (5
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その4 がん
これまで「その1」「その2」「その3」を書いてきました。今回はその続きです。最も副作用として恐ろしいのはがんの発症ではないでしょうか? 今回の研究では、FDAの有害事象報告システムに基づいてGLP-1受容体作動薬がすい臓
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その3 急性膵炎
GLP-1受容体作動薬では急性膵炎の報告が多く認められています。急性膵炎は重篤な場合には死亡する可能性もあります。 例えばこの論文。GLP-1受容体作動薬のリラグルチドを服用している患者で11件の膵炎が発生した症例が報告
ドライアイとスタチンと糖質過剰摂取
スタチンには様々な副作用があります。当たり前です。人間に必須の代謝の一部を止める薬なんですから。 今回の研究では、ドライアイとスタチンの関連を分析しています。 スタチンによりドライアイ疾患になる可能性は次の表のとおりです
糖質制限をしっかりすれば糖尿病の腎機能低下を防げる可能性がある
以前の記事「糖尿病の薬を飲んでいるだけでは糖尿病の腎機能の低下は防げない」では、糖尿病の薬を使用しても腎機能は低下してしまう可能性があることを書きました。 では糖質制限ではどうでしょう。 今回の研究はアメリカ糖尿病学会の
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その1
2型糖尿病治療薬であるGLP-1受容体作動薬は最近ではダイエット目的のいわゆる「やせ薬」としても適応外使用されています。 自由診療で様々な宣伝文句が飛び交っています。「メディカルダイエット」なんていかにも医学的で効果があ
メタボリックシンドロームにおける体内鉄貯蔵量の減少の影響
鉄およびフェリチンと高血圧や糖尿病、メタボリックシンドロームの構成成分との関連性が示されています。それを否定する人は炎症でフェリチンが高くなっているだけだというかもしれません。もしそうだとしたら、意図的に血液を減らす献血
抗がん剤の末梢神経障害の予防にはまず糖質制限
女優の秋野暢子さんは食道がんとなり、抗がん剤の影響でしびれがまだ残っているそうです。(記事はここ) 秋野暢子、ステージ3の食道がん寛解を報告も「完治にはだいたい5年かかる」 現在も「しびれ」残る 秋野は「ステージ3の食道