ペインクリニックの外来で初診の患者さんが来ると、困ることが多々あります。それは物凄い数の薬をすでに飲んでいることです。多剤併用(ポリファーマシー)と言いますが、新たに何か薬を処方することが躊躇われてしまいます。 厚労省の
カテゴリー: 新型コロナウイルス
BCGワクチンのウイルス感染に対する強力な保護効果
安部首相は最後に「国民全員のワクチン確保」という、とんでもない置き土産をしました。(ここ参照)まだ完成してもいない、効果があるかどうかわからない、副作用もわからない、つまりエビデンスが全くないものを国民全員分確保するとし
新型コロナウイルス感染症の重症化と糖質制限
相変わらずマスコミは煽っていますが、新型コロナウイルスで重症化する人は実際にはかなり少ないようです。大阪大学のチームが新型コロナウイルス感染症の重症化を引き起こす仕組みを解明した、というニュースが出ましたが、なんだかなあ
未来を予測することは楽しい?
小学生だった清水少年は占いが大好きでした。星占いから、血液型占い、手相占い、トランプ占い、はたまた占いと呼べるかどうかわからないあみだくじのようなもの。大好きな女の子との恋の行方、将来の職業、いくつまで生きるか、結婚運、
新型コロナウイルスの感染7段階モデルとインフルエンザ
最近、新型コロナウイルス感染について、日本で重症化率・死亡率が低い理由の仮説として「感染7段階モデル」が話題になっています。(ここ参照)今までの仮説の中で最も的を射ている仮説だと思います。非常に説得力があり、一部のマスコ
新型コロナウイルスとPPI(プロトンポンプ阻害薬)
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は胃酸分泌を強力に抑えてしまいます。そのために、消化器系の感染症は増加すると考えられます。(「PPI(プロトンポンプ阻害薬)の暗黒面 その2 PPIは多くの病気を引き起こす可能性がある」など
新型コロナウイルス ヨーロッパの超過死亡
今年は新型コロナウイルスの死者が世界的に増加していますが、超過死亡を見てみると、全くいつもの年と変化がない「無傷」の国と大きく超過死亡数が増えた国があります。 ヨーロッパは非常に情報が早く、オープンなので見ていきましょ
インフルエンザワクチンは新型コロナウイルスの感染のリスクを上げているかもしれない
以前の記事「新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスが同時感染すると死亡率低下?」では、インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスのウイルス干渉による同時感染の減少は起きないのではないか?ということを書きました。 しか
新型コロナウイルスと血小板の免疫機能
血小板は止血、血栓に対して最も主要な役割を担っています。しかし、血小板の機能はそれだけに留まりません。血小板には炎症や免疫とも強く関連しています。 血小板減少症は、ウイルスおよび細菌感染症のよく知られた合併症です。どうし