高血圧で血圧を下げる薬を飲んだ時、まさかその薬で血圧が上昇することがあるとは思っていないでしょう。しかし、現実には血圧を下げると思って飲んだ薬で血圧が上がることもあります。 今回の研究では、高血圧の薬として一般的な利尿薬
年: 2023年
アメリカには代謝的に健康な人はほとんどいない
日本人にも肥満が増えていると思いますが、アメリカ人は本当に肥満が多いです。アメリカにおける心血管代謝の健康状態はどのようになっているでしょうか? 今回の研究では、1999年から2018年までの心血管代謝の最適な健康状態に
運動の質とHDLコレステロール
運動は健康的と考えられています。しかし、一概に運動と言っても様々な種類、競技が存在します。運動でHDLコレステロールが増加することがありますが、運動の質はHDLに影響はあるのでしょうか? 今回の研究では、48人の活動性の
過体重および肥満の代謝機能不全関連脂肪性肝疾患(MASLD)に対する糖質制限の影響
以前の記事「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病名が変わるけど…」で、非アルコール性脂肪肝疾患の病名が代謝異常関連脂肪性肝疾患(MASLD)に変わることを書きました。そして、当然原因は糖質過剰摂取なので、糖質制限
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その7 甲状腺がん
GLP-1受容体作動薬は様々な副作用があります。(「その1」「その2」「その3」「その4」「その5」「その6」参照) でもこの薬の需要は非常に大きく、製薬会社も医療側も儲かるので、あまり副作用については説明されないかもし
LDLコレステロール低下療法をもう一度見直す
現在の臨床試験でも信用できませんが、2004年以前の一部の臨床試験は様々な問題があり、2005年以降臨床試験の新しい規制規則が適応されました。スタチンも初期のころの研究では大きな死亡率の改善が報告されていますが、2005
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病名が変わるけど…
非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD:nonalcoholic fatty liver disease)は、以前の記事「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に代わる新たな概念 名前や概念が変わってより糖質過剰症候群で
運動とサウナでの発汗による重金属の排出の違い
体の中には有害な重金属が入ってきてしまいます。以前の記事「運動して汗をかいて有害な重金属を排出しよう」で書いたように、それらは汗によって排出されます。では、サウナで汗をかいても排出できるのでしょうか? 今回の研究では、運
1日3個の卵でメタボが改善
いまだに卵は1日1個までしか食べてはダメだと思っている人がいます。医師の中にもそのように推奨している人もいるでしょう。それは卵には大量のコレステロールが入っているからだと思いますが、レスポンダーもいますが、多くの人は卵を
リアルワールドでのGLP-1受容体作動薬のHbA1cと体重に対する持続的な効果
GLP-1受容体作動薬は流行っているようですね。セマグルチド(オゼンピック)のHbA1cと体重の減少効果は認められていますが、長期ではどうでしょうか?論文化されているものではありませんが、今年10月の第59回ヨーロッパ糖