睡眠時無呼吸でCPAP(持続陽圧呼吸療法)を使っている人もいるでしょう。では、このCPAP、命を救うような治療なんでしょうか?
今回の研究は、30の研究のメタアナリシスです。全原因死亡と心血管疾患による死亡を見てみましょう。ランダム化比較試験(RCT)と交絡因子調整済み非ランダム化比較試験(NRCS)に分けて分析しています。(図は原文より)
上の図は、ランダム化比較試験(RCT)と交絡因子調整済み非ランダム化比較試験(NRCS)の全原因死亡リスクです。RCTでは有意差なしでした。つまり、CPAPを使用しても、死亡率は低下しません。NRCSでは0.60倍になりました。
ランダム化すると、死亡率は下がらず、非ランダム化では死亡率が低下するという結果ですね。非ランダム化で、最も多い888,835人のサンプルの試験を見てみると、死亡率は0.53倍になっていますが、CPAP開始の証拠がある患者とその証拠がない患者での比較です。本当にちゃんとCPAPを使っていたかどうかは不明です。まあ、こんないい加減な研究を集めています。
上の図は、心血管疾患による死亡リスクです。これも、RCTでは有意差なしでした。つまり、CPAPを使用しても、心血管疾患の死亡率は低下しません。NRCSでは0.35倍になりました。
上の分析に含まれた、ある研究(ここ参照)ではCPAP群の患者では一過性脳虚血発作による入院率が2.29倍も高くなりました。
この研究を読んで、CPAPが本当に効果があるのかどうか、どう考えるかはそれぞれでしょう。ただし、お金の流れも重要です。ほとんどの研究にはスポンサーがいます。どの研究もスポンサー企業がお金を出してもこの程度の結果です。
そして、今回の研究もスポンサーがいて、そのスポンサーはResMed社です。ResMed社はCPAP装置の企業です。そして、この研究の中でResMed社の担当者は、研究デザイン、データ収集、データ分析、データ解釈、および報告書の作成に関与しています。
都合よく信じるのであれば、CPAPは全原因死亡を0.63倍にして、心血管死亡率を0.45倍にします。でも、ランダム化試験だけを見れば、いくらスポンサー企業がデータを操作しても、有意差なしです。
以前の記事「いびきをかいたら糖質制限」「肥満は舌まで太って呼吸を止める」「肥満は首が太い」で書いたように、もし肥満があれば、睡眠時に無呼吸になるのは当然でしょう。CPAPでは根本原因は改善しません。根本原因は糖質過剰摂取です。
CPAPを使って、根本的な原因をごまかしたまま、何も改善しないと、その次の糖質過剰症候群がやってくるでしょう。
CPAPを勧める医師が、もし食事について何も言わないのであれば、それは、CPAPでビジネスがしたい医師でしょう。
いびきや睡眠時無呼吸症候群にはまず糖質制限です。
「Positive airway pressure therapy and all-cause and cardiovascular mortality in people with obstructive sleep apnoea: a systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials and confounder-adjusted, non-randomised controlled studies」
「閉塞性睡眠時無呼吸症候群患者における陽圧呼吸療法と全死因死亡率および心血管死亡率:ランダム化比較試験および交絡因子調整済み非ランダム化比較試験の系統的レビューとメタ分析」(原文はここ)


TV等で「良く眠れる様になった」
感想見たりしましたが、
あのマスクとホース付けたままで、
音も静かではないし、
本当かな?とは思っていました。