以前の記事「日本の子宮頸がんはなぜ2000年を境に上昇を始めたのであろう?」では日本の子宮頸がんが2000年を境に急に増加し始めていることを書きました。そして、その増加の中心になっているのは比較的若い世代であり、高齢者で
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米国の若年成人における肥満関連がんの割合の急激な増加
以前の記事「過体重、肥満関連のがんが40%を占める」でも書いたように、肥満関連のがんは非常に増加していると考えられています。 しかもアメリカでは現在、肥満に関連したがんが比較的若い世代に急激に増加しています。ランセットに
日本の子宮頸がんはなぜ2000年を境に上昇を始めたのであろう?
子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)によってほとんどが発症すると考えられています。私もずっとそう思っていました。しかし、本当でしょうか? 大阪大学によって今回発表された研究を見て、上で書いたような疑問が起きました
モンゴル人において乳がんの発生率が非常に低いのはなぜなんだろう?
乳がんはエストロゲンなどのホルモンとの関連が非常に強く、初潮の年齢が若い人や閉経が遅い人、出産経験がないことなどによりリスクが高くなると考えられています。 年齢標準化された乳がん発生率(2008年)では、モンゴルで8.0
乳がんに糖尿病薬を使うと死亡率が高くなる
糖尿病は乳がんのリスク、再発のリスクを高めます。以前の記事「乳がんで糖質制限をした方が良い理由」で書いたように、乳がんの細胞にはインスリン受容体が非常に多くなります。糖尿病をインスリンやインスリン分泌を増加させるスルホニ
血糖値およびインスリンは閉経後の乳がんの発症に関連する
以前の記事「乳がんで糖質制限をした方が良い理由」「糖質を摂ると乳がんの再発リスクが高くなる!」などで書いたように、乳がんは血糖値やインスリンと大きく関連していると思われます。 今回は5,450人の閉経後の女性を対象とした
寝る直前に食べることはがんのリスクが高くなるかもしれない
健康のためには寝る時間の何時間前以降は食べない方が良いと言われています。そのほとんどの理由が体重の増加だと思いますが、それの真偽は今回はさておき、それ以外で寝る直前の食事があなたに何か悪さをするのでしょうか? この研究の
日本人がまたもノーベル賞 でも、どうしても疑ってしまう
2018年のノーベル賞の医学生理学賞に日本の本庶佑先生が選ばれました。非常に素晴らしいことです。免疫細胞のPD-1というたんぱく質を発見した功績です。この発見によりがん免疫治療薬「オプジーボ」が開発されました。とても素晴