糖尿病 – ページ 2 – ドクターシミズのひとりごと

心血管代謝疾患とそれに伴う心血管イベントリスク

糖尿病、高血圧、脂質異常症は、心血管疾患イベントの発生率を高めると考えられています。しかし、それらの個別の心血管イベント発生リスクとの関連性はどうでしょうか？今回の研究では、40歳以上の133,572人を対象に、心血管

糖尿病の薬、SGLT2阻害薬は良いことばかりが強調されています。もちろん、これまでの他の糖尿病薬と比較すると良いのかもしれません。しかし、リスクについてはあまり目にしません。一時期のスタチンのような感じがして、気持ち悪い

加齢黄斑変性症（AMD）は、高齢者における不可逆的な視力低下、失明の主な原因です。滲出型と萎縮型（非滲出型）がありますが、重度の視力喪失の90%は新生血管を伴う滲出型が原因です。 AMDは確かに病名に「加齢」とあるので、

冠動脈疾患＝高コレステロールのように考える人も多いでしょう。でも実際には違います。今回の研究はベースラインで30歳から79歳の男性5599人と女性6478人を無作為に抽出し、21年間追跡調査したものです。2180件の冠

アルツハイマー病は糖質過剰症候群です。3型糖尿病とも考えられています。認知症の予防は40代から必要でしょう。今回の研究では、認知症と診断されていない60歳以上の2型糖尿病患者197人を対象として、ベースラインおよび2年

人間は昼間に活動して、夜は眠るように進化してきました。人体は約24時間の周期で変化する生理機能のサーカディアンリズムにより、体温、ホルモン分泌、睡眠覚醒など、様々な身体機能が変動します。それに逆らえば、体内時計が狂ってし

このシリーズもその13です。尽きませんね。今回は加齢黄斑変性症です。加齢黄斑変性症（AMD）は、高齢者における不可逆的な視力低下、失明の主な原因です。滲出型と萎縮型がありますが、重度の視力喪失の90%は新生血管を伴う滲

よく専門家たちが食後の血糖値スパイクについて、わかったかのように、GI（グリセミックインデックス）がどうとか、食べる順番がどうとか、食物繊維がどうとか言っています。でも食後の血糖値の推移なんて個人差があり、確定したことな

以前の記事「妊娠中の鉄サプリの使用は慎重に　その2　妊娠糖尿病」でも書いたように、妊娠初期のフェリチン値の安全圏は比較的低めで、フェリチンが高いと妊娠糖尿病の可能性が増加してしまいます。貧血を伴わないような場合には、安易

以前の記事「GLP-1受容体作動薬によるサルコペニアと骨粗鬆症」では、GLP-1受容体作動薬により筋肉が大きく減少することを書きました。「糖尿病においてGLP-1受容体作動薬やSGLT-2阻害薬で起こる筋肉量の減少」では