GLP-1受容体作動薬は様々な副作用があります。(「その1」「その2」「その3」「その4」「その5」「その6」「その7」参照) 今回は勃起不全(ED)です。Proceedings of the 24th Annual F
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肥満医学協会と全米脂質協会による専門家の共同レビュー2024
「Obesity, dyslipidemia, and cardiovascular disease: A joint expert review from the Obesity Medicine Associatio
糖質過剰摂取と心房細動
心房細動は臨床でよく遭遇する不整脈です。以前の記事「低炭水化物食と心房細動発症のリスク」で書いたように、低炭水化物食で心房細動のリスクが上がるなんていう研究は非常に問題があるものです。実際には低炭水化物でもないんでもない
腎臓結石、尿管結石も糖質過剰症候群 その1
尿路結石の中でも、尿管結石はものすごい激痛のようです。(私はなったことがありませんが)最初の結石発症から最初の5年以内の再発率は最大50%です。人間の体の中で、絶えず液体が流れているのに、塊ができるなんておかしいと思いま
内臓脂肪減少薬「アライ」が間もなく発売です
内臓脂肪減少薬「アライ」(公式ホームページはここ)が2024年4月8日にとうとう発売になります。これは薬局で買えるので、売れるかもしれませんね。 当初は抗肥満薬ということだったと思いますが、内臓脂肪減少薬とちょっと変えて
ビタミンD欠乏は原因ではなく結果?
ビタミンD欠乏は様々な疾患と関連しています。しかし、これは本当にビタミンD摂取不足や日光への曝露不足が原因なのでしょうか?太陽を浴びる時間は現代では少ない人も多いと思いますが、摂取量はよくわかりません。でも、病気になる人
糖質制限食対地中海食 どっちがいい?
日本で日本食が健康的(ウソですが)だと考えられているように、欧米では地中海食が健康食だと考えられています。 では、地中海食と糖質制限食、どちらが良いでしょう? 今回の研究では、2型糖尿病の過体重または肥満患者100名、糖
大人になってからの脂肪細胞数の増加
脂肪細胞の数は、成人でおよそ300億個、肥満者では400~600億個にも達すると言われています。脂肪細胞の直径は、普通体重では70~90µm、どれほど肥満になっても約130µmでほとんど頭打ちになります。1個の成熟脂肪細
減量後のリバウンドでは筋肉が減り、脂肪が増える
安易な体重減少目的のダイエット法が蔓延っているために、ヨーヨーダイエットとも言われる体重サイクリング(体重の増減を繰り返すこと)が起きています。 それは医療の中でも起きています。医療では体重減少のため、いまだカロリー制限
肥満の人の体重に対する糖質制限の長期的な効果は?
糖質制限の研究はどんどん増加しています。もちろん、糖質制限の「制限」の量、割合の定義が確定していないため、低炭水化物と言いながら実際には40%の炭水化物だということも珍しくありません。 そのことも踏まえて、今回の研究では