多発性嚢胞腎には糖質制限を その3 食事は治療なり
以前の記事「多発性嚢胞腎には糖質制限を その2」で書いた学会発表の研究が論文になりました。それを今回記事にしたいと思います。 対象は平均年齢41歳、平均BMI25.65の常染色体優性多発性嚢胞腎 (ADPKD)患者66人
赤肉は2型糖尿病のリスクを増加させる? いい加減やめてほしい
赤肉(牛肉や豚肉などの肉)を週に2回以上食べると2型糖尿病のリスクが増加するそうです。(記事はここ) 赤肉を週2回以上食べると「2型糖尿病」リスク増加 ハーバード大学が発表 11/4(土) 7:03配信 アメリカのハーバ
糖質制限でケトーシスになっている人が糖質制限を止めたらどうなる? その1
我々人類は断続的で時間制限のある摂食パターンに適応してきたことが示唆されています。進化の過程で獲得した代謝は、食べることのできる回数は1回か2回程度、非常に短い時間帯で、糖質もほとんどない食事が初期設定となっています。つ
食塩が2型糖尿病リスク? またくだらない研究が出た
いろいろくだらない研究がありますね。このような論文を書く人は暇なのでしょうかね?論文を書くために研究をしていて、その内容の質は問われないのでしょうか? 今回の研究では食塩が2型糖尿病リスクを上げるというものです。どうして
糖質制限講演会in東京 無事終了
昨日11月5日に東京での糖質制限講演会が無事終了しました。会場は満席でした。お越しいただいたみなさんありがとうございました。 当日朝は、せっかく東京に来て、会場もホテルも皇居に近かったので、皇居ランを楽しみました。流石早
いまだに燻るSGLT-2阻害薬の下肢切断リスク
以前の記事「糖尿病治療薬SGLT2阻害薬は下肢切断を増加させるかもしれない!」で書いたように、SGLT-2阻害薬には下肢切断リスク増加の懸念があります。(その論文はここ) CANVAS試験と言われるもので、利益相反たっぷ
2023年10月の血液検査データ 健診ハラスメント
10月も職場では健診があります。そんなにいらないと思っても、やらざるを得ません。まあ、検査しても大きな変動はありません。食事が変わっていないの、変動も少ないです。検査項目も減らしていますが、春に測定しなかったのでインスリ
新しい更年期障害の薬でがんになるかもしれない
今年(2023年)の5月にアステラス製薬が開発していた更年期障害の薬、フェゾリネタントがアメリカで承認されました。顔のほてり、のぼせ感、寝汗などの更年期障害症状を低下させるそうです。いかにも売れそうな薬ですね。 では実際
2型糖尿病の体重減少に対する時間制限食の影響
1日3食しっかり食べることが健康的だと考える人がいます。マスコミの言うことを鵜呑みなのでしょう。一方で時間制限食というものが健康に好影響を与えることが様々な研究で示されています。 時間制限食は1日の中で8時間とか、6時間
糖尿病の有無におけるコレステロールと心血管疾患のリスク
糖尿病のある人は、スタチンによってLDLコレステロール値を下げているにもかかわらず、心血管疾患のリスクが高くなります…という文章をよく見かけます。大前提で心血管疾患の原因がLDLコレステロールの増加であると決めつけている