以前の記事「その1」では、インスリンとLDLコレステロールについて書きました。今回はその続きです。 その前に甲状腺ホルモンのT3の話からです。糖質制限をすると、甲状腺のT3が低下します。よく甲状腺機能低下症と間違われるこ
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糖質制限
糖質制限では運動強度がどれくらい増加すると糖質をメインエネルギー源とするのか?
運動強度によって人間はブドウ糖と脂肪のどちらをエネルギー源にするのかを変えていることは知っていると思います。 運動強度は最大酸素消費量(VO2max)の何%で表現されますが、低い運動強度では脂肪がメインのエネルギー源です
ポリオール経路は認知症にも関連
アルツハイマー病は3型糖尿病です。糖質過剰症候群です。 今回の研究では、アルツハイマー病9人と対照の9人で死後の脳の状態を比較しました。 平均年齢はどちらの群も70歳です。脳重量の中央値は、アルツハイマー病で1062g、
高LDLコレステロールおよびスタチンの騙しのテクニック
医療の世界はいつの間にかEBM(Evidence-Based Medicine:根拠に基づく医療)が当たり前になってしまいました。もちろん良いこともありますが、データが捏造されたり、操作されたり、都合が悪い結果は隠された
筋肉繊維の組成はインスリン感受性およびインスリン分泌と関連している
以前の記事「筋肉繊維の組成はトレーニングで変化する」では、筋肉繊維の組成はトレーニングによって変わりうることを書きました。筋肉はブドウ糖を取り込むので、血糖値やインスリン抵抗性と大きく関係すると思います。筋肉繊維組成は、
頸動脈プラークに関係するのはLp(a)よりも血糖値
一般的には心血管系の専門家の間ではLp(a)はアテローム性動脈硬化症の危険因子とされています。しかし、恐らくはLDLコレステロールと同様に本当は大して関係ないと思われます。 以前の記事「最近LDLコレステロールからLp(
低炭水化物食は死亡のリスクを高める?
最近また、糖質制限反対派の研究がちょこちょこ出てくるようになりましたね。先日のネットの記事ではこんな研究がありました。 低炭水化物食は早期死亡のリスクを高める (記事はここ) 低脂肪食を食べると、早期死亡のリスクが最大
iFoodの大豆めんを食べてみた
iFoodという企業をご存じでしょうか?医療機器メーカーが立ち上げた食品事業の新会社のようです。低糖質、糖質制限食の商品を今後展開していきたいそうで、そのiFoodから3月に発売された低糖質の「大豆めん」を送っていただき
中性脂肪/HDLコレステロール比と腎機能の低下
腎機能の低下は多因子性ではあるでしょうが、一番の原因は糖質過剰摂取でしょう。タンパク質や塩分の過剰摂取で腎臓の負担が蓄積し、腎機能が低下すると言っている人もいまだにいると思いますが、恐らくウソです。 今回の研究では中性脂
Life’s Essential 8(ほとんど役に立たない健康のための8項目) その2
以前の「その1」では、大して役に立たないアメリカ心臓協会(AHA)が推奨する「Life’s Essential 8」について書きました。 今回の研究では、Life’s Essential 8が示す心臓血管の健