新型コロナウイルス感染による重症化、死亡に関して、血栓症だけでなく、サイトカインストームも関連しています。多臓器不全に関連する劇症および致命的な高サイトカイン血症を特徴とするサイトカインストーム症候群に対して、抗炎症作用
タグ: 糖質過剰症候群
喫煙よりも肥満に起因する死亡の方が多くなってきている
世界では肥満がどんどん増加しています。(「世界肥満ランキング」など参照) 長い間、喫煙により健康被害は非常に割合として高く、喫煙に起因する死亡はかなりの割合でした。しかし、近年は禁煙の増加だけでなく、肥満の増加によりその
抗うつ薬は性欲を破壊する
最近は抗うつ薬処方に対するハードルが非常に低くなっているのではないかと思います。うつ病の原因がセロトニン仮説だけに偏ってしまい、それに対する薬が非常に多く使われています。セロトニン仮説は正しいかどうかは確かめられていませ
肥満と新型コロナウイルス死亡率
新型コロナウイルスによる250万人の死亡のうち約220万人は、過体重の人が多い国で発生したと、世界肥満連盟の報告書は述べています。成人の50%以上が過体重であるイギリス、イタリア、アメリカなどの国では、新型コロナウイルス
アメリカでの新型コロナウイルス感染の入院の多くは糖質過剰
東京都の「重症者向け病床の使用率」が前週比で86%から32%に急に減少しました。(この記事参照)分母となる確保病床数の報告数について、都と国では基準違い、それを国の基準に合わせたからだという言い訳ですが、ほんとどうなって
アルツハイマー病に対するケトン食の効果
認知症は3型糖尿病とも考えられています。つまり糖質過剰症候群の一つです。アルツハイマー病の脳ではインスリン抵抗性があり、グルコースの代謝が20~25%不足しているそうです。代わりのエネルギーが必要です。 その代わりのエネ
耳たぶの斜めの線と脳血管障害
以前の記事「耳たぶの斜めの線にご注意を」では、耳たぶの斜めの線(フランクのサイン)と冠動脈疾患のリスクの関連を書きましたが、脳血管疾患についてはどうなのでしょうか? 急性の脳卒中で入院した241人を調べたものです。(表は
糖質制限とエネルギー制限食の比較
世の中には様々な食事法がありますが、糖尿病を改善するのには、糖質を制限することが最も効率的で有効だと思います。 今回の研究では、6×6ダイエットという方法と1日50~100gまでの糖質制限(低炭水化物)と、エネルギー制限
耳たぶの斜めの線にご注意を
以前の記事「耳たぶに斜めの線が入っていませんか?」で書いたように、耳たぶに認められる斜めの線は心血管疾患の予測因子だと考えられています。面白いことにほぼ45度斜めです。 今回の研究では耳たぶの斜めの線(フランクのサイン)