スタチンは過去に心血管系の症状を起こしたことのない人に対して、5年間でどれだけのことが予防できるでしょうか? 命を救えたのは0人 心臓発作を防げたのは104人中1人 脳卒中を防げたのは154人中1人 つまり、心臓発作を防
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肥満は筋肉のインスリン抵抗性がなくてもインスリン分泌の増加と関連している
インスリン分泌増加は肥満をもたらします。以前の記事「インスリン増加が先か肥満が先か?」でも書いたように、肥満になったからインスリン抵抗性が増加してインスリン分泌が増えたわけではなく、インスリン分泌が先です。 今回の研究で
TyGインデックスと心筋梗塞
これまで何度か取り上げているTyGインデックスですが、血糖値と中性脂肪値によって計算し、リスク評価に使えます。(「中性脂肪値と血糖値からわかるTyGインデックスと動脈硬化」参照) 計算したい方は「中性脂肪値と血糖値だけで
運動の有無にかかわらず糖質制限は様々な改善を認める
糖質制限ではかなり体重減少を認めますが、それに運動をプラスするとさらに良い結果となるでしょうか? 今回の研究では、平均年齢22.2歳、BMI25.1の女性に4週間の糖質制限を行ってもらい、さらに3つのグループに分けて運動
中性脂肪値と血糖値からわかるTyGインデックスと動脈硬化
中性脂肪値について、あまり関心がない医師もいるようですが、私はかなり重要視しています。 以前の記事「中性脂肪値と血糖値だけで様々な疾患のリスクを評価できる」で書いたように、TyGインデックスはインスリン抵抗性のマーカーで
牛乳はインスリン分泌を大きく増加させる
小さい頃、背が高くなりたくて牛乳をたくさん飲んでいました。しかし、結果的には今はちんちくりんのおじさんです。遺伝だとは思いますが、もう少し背が欲しいと若い頃には思っていました。 子供の頃は「成長」と言いますが、大人になる
肥満に対する手術の適応
肥満診療ガイドラインというものがあります。それには違和感たっぷりなのですが、さらに、日本肥満症治療学会、日本糖尿病学会、日本肥満学会は合同で、肥満の2型糖尿病患者において糖尿病の寛解、薬物治療の減量・中止などの効果が期待
極端な運動は耐糖能障害やミトコンドリアの機能障害につながる可能性がある
高強度インターバルトレーニング(HIIT)はミトコンドリアの酸化能力を増加させ、運動能力を向上させ、ブドウ糖の代謝を改善し、脂肪を燃焼させると言われています。私も時々行っている「タバタ式」もHIITの一つです。高齢者にも
インスリン増加が先か肥満が先か?
肥満は多くの病気と関連しています。では肥満になったからインスリン抵抗性が増加してインスリン分泌が増えたのか、それともインスリン分泌が増加したから肥満になったのか、どちらでしょう? 60の研究の112のコホートからなる5,