アメリカ糖尿病学会の2022年の第82回Scientific Sessionsの抄録によると、ちょっと残念な報告が上がっています。その報告はこれまで糖質制限で1年、2年と続けられていた研究の5年間の結果です。抄録なので、
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若年発症2型糖尿病の妊娠はかなりリスクが高い
妊娠の前からの、若年発症の2型糖尿病の女性の妊娠、出産のリスクはかなり高いと考えられます。空腹時高血糖や血糖値スパイク、高インスリン血症という状態で妊娠するようには人間の体は初期設定されていません。そのため、妊娠時にはイ
大豆食品の摂取とすい臓がんのリスク
コメントをいただきました。 私は糖尿病と乳製品、鶏卵アレルギーです。現在糖質制限にて、空腹時血糖は正常です。アレルギーがあるため、肉、魚以外ののタンパク源として大豆製品を多く摂っています。 以前、国立がん研究センターから
小児の肥満と1型糖尿病
2型糖尿病は糖質過剰症候群です。しかし、拙著「肥満・糖尿病の人はなぜ新型コロナに弱いのか 「糖質過剰」症候群II」でも書いたように、自己免疫疾患も糖質過剰症候群であり、自己免疫が関係する1型糖尿病も糖質過剰摂取が原因の一
健康的に老化するためには体重は増やさない方が良い
多くの人が20代の頃よりも中年期に体重を増加させています。そして、その多くの人の言い訳は、年齢のせい、基礎代謝が落ちてきた、最近運動していないなどでしょう。そういう私も40代前半までかなりの体重がありました。若い頃と比較
空腹時血糖値の変動はがんの死亡率を増加させる
血糖値の変動は様々なリスク因子です。これは食後の血糖値スパイクだけではなく、空腹時血糖値の変動も良くないようです。 空腹時血糖は2型糖尿病の状況にもよりますが、糖質制限をすれば安定すると思います。しかし、普通に糖質過剰摂
糖質の制限をすればするほど効果が高い
糖質制限と言っても世の中ではゆるゆるの制限もあれば、ケトン食のような制限もあります。やらないよりはやった方が良いですが、どの程度制限すればどの程度の効果が得られるのでしょう。 今回の研究は、4,291人の2型糖尿病患者を
経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)前の炭水化物(糖質)摂取量
いまだに世の中では糖質過剰摂取が普通の食事です。一方、糖尿病の診断に行うOGTT(経口ブドウ糖負荷試験)は糖質過剰摂取が前提の検査です。だから、糖質制限をしている人が急にこの検査を受けると恐らく多くの人が糖尿病と診断され