手根管症候群は比較的一般的な疾患です。しかし、手根管症候群の患者は、肥満になる可能性が1.77倍、糖尿病になる可能性が3.02倍です。(ここ参照) 今回の研究ではインスリン抵抗性と手根管症候群の関連を調べています。(図は
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若年発症のがんが増加しているが原因は?
以前はがんは主に中年期以降の病気として考えられてきました。しかし近年若年発症のがんが増加しています。増えているのに、対策は早期発見早期治療だけで良いのでしょうか? がんの発症には2ヒット説という仮説があります。がんを発症
新型コロナウイルス感染症スーパースプレッダーは糖質過剰症候群では?
東京医科歯科大学は、新型コロナウイルス感染症のPCR検査で高いウイルスコピー数を有し、周囲への感染を拡大するスーパースプレッダーと呼ばれる患者の決定要因について明らかにした、と発表しました。 入院患者の電子カルテの情報を
肥満であると糖尿病予備軍でも腎臓に負担がかかっている
糖尿病の合併症では網膜症、腎症、神経障害という3大合併症が有名ですが、合併症という言葉は糖尿病が原因でこのようなことが起こる、または糖尿病だからこのような疾患を併発することを想起させます。しかし、実際には糖尿病だから起こ
乳がんと脂質合成系の増加
肥満や糖尿病などでは、糖質から脂質へのエネルギーの流れが亢進し、フレイルなど低栄養病態ではタンパク質から糖質へのエネルギーの流れが増加します。 これらのエネルギーの流れは逆流することはなく、いわゆる3大栄養素のエネルギー
糖尿病予備軍でもアルツハイマー病と有意に関連
以前の記事「高齢者糖尿病の血糖コントロール目標ってこれで良いのだろうか?」でも書いたように、日本糖尿病学会の高齢者の血糖コントロールの目標値は超緩く、HbA1c7未満であり、低血糖を招く薬を使用している場合は、8未満でし
血糖値スパイクとがん死亡率
HbA1cは過去1~2か月くらいの平均血糖値と考えられており、たとえそれが高くなくても、その中身、つまり血糖値の変動はわかりません。非常に高血糖と低血糖の波を繰り返しているかもしれません。その場合、1,5-AGという検査
難消化性でんぷんはほとんど効果がない
通常のでんぷんはすぐに消化吸収され、血糖値を急激に上げます。しかし、難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)を一緒に摂取すると血糖値の上昇を抑えてくれると一般的には考えられています。本当でしょうか? 今回の研究では、消化
役に立たないダイエットランキング
U.S.Newsというサイトに「Find the best diet for you」「あなたへの最善の食事を見つける」と題したダイエットランキングが発表されています。(ここ参照) これは食事療法、栄養学、肥満、食物心理