今回は「その1」「その2」の続きです。これまでは糖質制限、炭水化物(糖質)について書きましたが、今回はその他の栄養素、タンパク質、脂質などについてです。 タンパク質についての記述を見てみましょう。 タンパク質 毎日のタン
カテゴリー: アルコール
食事を変えることが一番の治療
人間の体はアポリポタンパク質のApoCIIIを使用して、エネルギー源のシフトを行っていると考えられます。つまり、食事をしていない状態では、通常は脂肪酸(およびケトン体)をエネルギー源としていますが、糖質を摂取するとApo
高HDLコレステロールは健康的なのか? その1
LDLコレステロールは「悪玉」、HDLコレステロールは「善玉」という決めつけが一般的に広がっているだけではなく、医師の中にも本気でそう考えている人が多いでしょう。もちろん、私の記事の多くにはHDLコレステロールは高い方が
インスリン抵抗性と大腸がん
2022年11月23日ワールドカップ日本対ドイツ、歴史的な勝利となりました。おじさんは久しぶりに大興奮しました。なかなか寝付けず、朝起きてもなんかぼーっとした感じ。サウジアラビアのように今日を休みにして欲しかったですね。
食事は食後の中性脂肪やコレステロール値にどのような影響を与えるか?
先日コメントをいただきました。 高血糖は高TGを招きますが、摂取したばかりの糖質がTGスパイクの要因になるのでしょうか? TCに関しては、カイロミクロン中のコレステロールが多少存在しますが、食後に上昇しないという認識でよ
低コレステロールと心理的影響
コレステロールは悪玉であるという洗脳が行き渡り、多くの人がコレステロールは低ければ低いほど良いと思い込まされています。しかし、コレステロールは非常に重要なものであり、脳にとっても必須の物質で、またホルモンの材料となります
献血頻度によるフェリチンと血管機能
鉄は非常に重要です。鉄欠乏は確かによくありません。日本人、特に若い日本人の女性の鉄は非常に少ないことが多く、また日本の食事の鉄含有量が少ないのか、フェリチンが欧米ほど高くないことを指摘する人もいます。フェリチン値は低いと
心血管危険因子の数と安静時心拍数との関連
今では心拍数を測定する様々な手軽なデバイスが手に入るようになり、安静時心拍数はますます、便利で有効な心血管疾患などの健康の指標になってきています。様々な疾患と安静時心拍数増加は関連しています。(「安静時心拍数はがん死亡率
最近LDLコレステロールからLp(a)およびApoBにシフトしてきている その2
循環器領域の専門家はますます過激になっているようにも見えます。LDL、そのものを毒物扱いをする人まで現れました。 “It’s not really about statins any more, it’s about L
野菜や果物は死亡リスクを下げる?
野菜や果物はヘルシーな食材と考えられています。最近、日本人のデータで、野菜や果物の摂取により死亡リスクが低下するという研究が出ました。本当でしょうか?40~69 歳の人を対象に、研究開始から5年後に行った調査の食事アンケ