「みなさんの血液検査データ2020 集計 その1」で今回収集させていただいた方の背景をご紹介しました。 これからは、血液データです。 まずは血色素量(Hb:ヘモグロビン)、MCV(赤血球1個当たりの平均的な大きさ)、血小
カテゴリー: 糖質制限
メタボの人は運動しても痩せにくい
一般的には痩せるために運動を始める人が結構いると思いますが、なかなか痩せないのが実状でしょう。それはなぜか?今回の研究に一つの答えがあります。 今回の研究では、国際レベルのプロの持久力のあるアスリート、中程度に活動的(3
みなさんの血液検査データ2020 集計 その1 背景
今回の血液データのご提供のお願いに対して、209名の方からデータをいただきました。 この場を借りて深く御礼申し上げます。 なお、まだデータの募集は続けています。まだ入力していない方は是非データのご提供お願いいたします。
高脂肪食はすい臓や胆嚢に負担になるか? その2
先日の「その1」では高脂肪食がすい臓の負担増にはならないことを書きました。 今回は胆嚢です。胆嚢の負担が増加するとすれば、胆石について考えるのが良いと思います。 そういえば、前回のその1の急性膵炎の原因としてもっとも多い
高脂肪食はすい臓や胆嚢に負担になるか? その1
ブログの読者の方からコメントをいただきました。 清水先生、こんばんは。 糖質を制限することで、インスリンの分泌の必要がないため、すい臓の負担が少ないことはわかります。 一方で、脂肪の摂取量が多くなると、すい臓や胆のうへの
空腹時高血糖はすい臓がんの発生率を増加させる
すい臓がんは日本において死亡数が多い部位の順位で、男性で第4位、女性で第3位、男女計で第4位のがんです。そして5年生存率は10%にも満たないのです。 アメリカでは現在、肥満に関連したがんが比較的若い世代に急激に増加してい
睡眠時間が長いと死亡率が高くなる
以前の記事「睡眠時間と死亡率および認知症 久山町研究から」で書いたように、睡眠時間は短くても長くても死亡率が上がるようです。さらに、睡眠薬を使用している人でも死亡のリスクは上がるようです。睡眠というのはあまり意識していな
自己申告による食事アンケートの不正確性
食事に関する研究で最も問題になるのは自己申告による食事アンケートの不正確性です。 今回の研究では、客観的な食事のリカバリーバイオマーカー(詳細は省略)というものを使用して、いくつかの種類の自己申告の食事アンケートと比較し
新型コロナウイルスとPPI(プロトンポンプ阻害薬)
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は胃酸分泌を強力に抑えてしまいます。そのために、消化器系の感染症は増加すると考えられます。(「PPI(プロトンポンプ阻害薬)の暗黒面 その2 PPIは多くの病気を引き起こす可能性がある」など
動物性タンパク質より植物性タンパク質の方が死亡率が低い?
食事に関する研究というのはどうしても質が低いものになります。ほとんどが食事アンケートによるものだからです。昨日の食事を聞かれても正確に答えられない人もいますし、健康に悪そうなものは少なめに申告している可能性もあります。