日本人の専門家はなぜか野菜や魚が健康的だと思っている人が多いように感じます。もちろん完全に間違っているとは思っていませんが、野菜=ヘルシーと考え過ぎて、肉をほとんど食べず、野菜がメインの食事をしている高齢者が多いように感
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糖質制限
一部の血圧の薬は糖尿病発症のリスクを上げる
高血圧になると血圧を下げる薬が処方されます。それにより糖尿病になるなんて誰も考えていないでしょう。しかし、現実には血圧の薬で血糖値がすることがあります。もちろん医師はそのことを知っているはずですが。 今回の研究では、ベー
肥満の人の体重に対する糖質制限の長期的な効果は?
糖質制限の研究はどんどん増加しています。もちろん、糖質制限の「制限」の量、割合の定義が確定していないため、低炭水化物と言いながら実際には40%の炭水化物だということも珍しくありません。 そのことも踏まえて、今回の研究では
糖質制限は人間とネズミで逆の効果をもたらす
ネズミさんの実験結果をそのまま人間に当てはめる人がいまだに多くいます。それが専門家と名乗る人だと一般の人は騙されてしまいます。(「まだネズミと人間の違いがわからないのでしょうか?」参照) 糖質制限は低炭水化物高脂質食にな
効果を維持するためにはやっぱりやめることができないGIP/GLP-1受容体作動薬
2型糖尿病治療薬として使用されるGLP-1受容体作動薬ですが、チルゼパチド(商品名:マンジャロ)というGLP-1受容体に加えてグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)受容体にも作用する薬があります。(マン
除脂肪体重ハイパーレスポンダーの糖質制限によるLDLコレステロール上昇と冠動脈疾患リスクの関連
以前の記事「糖質制限でLDLコレステロールが大きく上昇する人の特徴」で書いた、LDLコレステロール200mg/dL以上、HDLコレステロール80mg/dL以上、および中性脂肪70mg/dL以下である「除脂肪体重ハイパーレ
双子を対象とした雑食とビーガン食の心臓代謝への影響
どうしてもビーガンが健康的であると言いたい人がいます。 今回の研究では、一卵性双生児を対象として、雑食(つまり普通の食事)またはビーガン食で検査データがどうなるかを調べています。 参加者は22組の双子44人(平均年齢39
ナイアシンとインスリン抵抗性
以前の記事「ナイアシンは安全か? その1」で、ナイアシンの耐糖能に対する有害性について書きました。ナイアシン5年間で当初非糖尿病患者43人あたり、1人が糖尿病を患うことになります。これはスタチンと同様かそれ以上です。(ス
運動の質とHDLの質
以前の記事「運動の質とHDLコレステロール」では、有酸素運動がHDLコレステロール増加には最も適していることを書きました。 では、運動の質によりHDLの質に違いがあるのでしょうか? 今回の研究では、全国レベルのアスリート
糖質制限とSGLT2阻害薬 どっち?
糖尿病治療の世界ではSGLT2阻害薬が現在一押しでしょう。しかし、この薬の効果を認めれば認めるほど、糖質制限の素晴らしさを認めざるを得なくなってきています。あれだけケトン体を悪者扱いしていたのに、SGLT2薬の効果のメカ