LDLコレステロールは本当に動脈の血管内腔から血管内皮を通って、アテローム性動脈硬化を起こすのか? その6
よく、LDLコレステロール値が高くなると動脈壁の中に入りやすくなり、アテローム性動脈硬化のプラークができるという説明をされることがあります。しかし、実際の大動脈から得られたプラークを分析すると、そこには平均してVLDL+
中性脂肪が低くHDLコレステロール値が高いと虚血性心疾患のリスクは低い
LDLコレステロール値を低下させることが最も有効な治療であると思っている人が、いまだにいます。それはLDLコレステロールが「悪玉」コレステロールという名前を付けられてしまったことと、それを信じ込まされたことによります。し
糖質過剰摂取は頭頚部のがんを増加させる
以前の記事「簡単に言えば、脂肪は「善」、糖質(炭水化物)は「悪」」で示したPURE試験で述べられたように、炭水化物(糖質)をたくさん食べるほど死亡率は上昇し、脂質をたくさん食べるほど死亡率は低下します。また、糖質の過剰摂
ホーキング博士とスタチン
先日3月14日、偉大な科学者であるスティーブン・ホーキング博士が亡くなりました。76歳でした。 彼はご存知のように、21歳でALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気になりました。体がどんどん動かなくなった後も先進的な宇宙論
大量のコレステロールを摂るとどうなるか? その2
前回「その1」では超短期的な脂質検査の変化を書きました。 今回は3日間卵を10個食べ続けて、脂質がどうなるかを示したいと思います。 結果は上のグラフのようになりました。どれもほとんど変化なく、中性脂肪以外は微増しただけで
大谷翔平選手 言葉になりません!
大谷翔平選手がまた素晴らしい活躍。本当に言葉にならないぐらい凄いです。実は私は大谷選手がメジャーでは1年目からは通用しない、と思っていました。球速は速いと言われていても、打者の手元で伸びるようなストレートではないことや、
塩分の多いキムチ大好きの韓国人と高血圧の関係
キムチと言えば韓国の代表的な料理(食材)ですが、かなりの量の塩を含んでいます。塩分の摂り過ぎが高血圧と関連していると考えている人は根強くいると思いますが、そうだとしたら韓国人は非常に高血圧の人が多いはずです。 韓国のキム
心血管疾患のリスクをグローバルに比較して見えたもの やはり糖質はダメ
1950年代にアメリカで発表された、「脂肪悪玉説」は現在否定されつつあります。私の中では完全に否定していますが。そして現在、心血管疾患の原因として炭水化物、つまり糖質の役割が非常に注目されており、それが糖質制限食の広がり
大量のコレステロールを摂るとどうなるか? その1
卵は最もコレステロールを多く含む代表的な食べ物です。 卵100gあたり、420mgのコレステロールを含んでいます。 卵1個当たりの栄養成分はタンパク質7.74g、脂質6g、糖質(炭水化物)0.18gです。 その卵を今回1