「好きなときに好きなものを食べる」 狩猟採集時代ではもちろん、こんな幸せはめったになかったでしょう。飢餓との戦いの日が続くこともあったかもしれません。そして好きなものといってもその時代はお菓子やスイーツやジュースなどは存
タグ: 糖質過剰症候群
食べる順で糖質過剰症候群の改善は難しい ブロッコリー編
食べる順で血糖をコントロールしようとしても、上手くいくとは思えません。それは何を食べるかは毎回違いますし、組み合わせや調理法によっても違いがあると考えられるからです。 今回の研究では白米とブロッコリーを食べてその血糖値や
HbA1cとグリコアルブミン(GA)は時代遅れ?
HbA1cとグリコアルブミン(GA)は糖尿病、血糖値のコントロールの指標として用いられています。HbA1cは平均の血糖値と非常に相関していると言われており、計算式も存在します。 平均血糖値=HbA1c×28.7− 46.
肝臓の脂肪含有量とインスリン感受性に対する異性化糖の影響
果糖は脂肪肝を招きます。現在では様々な食品に異性化糖(果糖ブドウ糖液糖)の形で果糖が大量に含まれています。 今回の研究では様々な量の異性化糖を含んだドリンク(果糖55%ブドウ糖45%)を1日3杯、2週間飲んで、どのように
10代後半の肥満と1型糖尿病の発症リスク
以前の記事「小児の肥満と1型糖尿病」では、小児の肥満が1型糖尿病のリスク増加と関連することを書きました。 今回の研究では、青年期後期の肥満と若年成人期の1型糖尿病の発症との関連を分析しています。1996年1月から2016
多発性嚢胞腎には糖質制限を その1
腎臓に嚢胞がたくさんできて腎臓の働きが徐々に低下していく、多発性嚢胞腎という病気があります。遺伝性の病気です。難病に指定されています。(ここ参照) 現在、治療法として難病情報センターのページには次のように書かれています。
食べる順による血糖値とインスリン値
食べる順番により血糖値の変動は異なります。(「食べる順番ダイエットの効果は?」など参照) 今回の研究では、16⼈の健康な13⼈の男性と3⼈の⼥性、平均年齢25.8歳、BMI22の人が対象です。葉物野菜180g、タンパク質
眼圧の上昇はインスリン抵抗性とメタボリックシンドロームに関連している
緑内障は単に眼の病気ではなく、拙著『「糖質過剰」症候群』でも書いたように、糖質過剰摂取による神経、代謝的な異常による糖質過剰症候群であり、4型糖尿病と考えています。(「緑内障は糖質制限をすべきである その1」「その2」な
糖質制限5年間の残念な結果
アメリカ糖尿病学会の2022年の第82回Scientific Sessionsの抄録によると、ちょっと残念な報告が上がっています。その報告はこれまで糖質制限で1年、2年と続けられていた研究の5年間の結果です。抄録なので、
若年発症2型糖尿病の妊娠はかなりリスクが高い
妊娠の前からの、若年発症の2型糖尿病の女性の妊娠、出産のリスクはかなり高いと考えられます。空腹時高血糖や血糖値スパイク、高インスリン血症という状態で妊娠するようには人間の体は初期設定されていません。そのため、妊娠時にはイ